クロスステッチ - 糸の通し方 ~ クロスステッチ Lesson 01

これまで、クロスステッチの材料や道具を紹介してきました。

これからは、実際にクロスステッチを刺していきましょう。

用意するもの

    •  布を枠にはめます。
    •  糸は、カセの中に糸束の端を見つけ、静かに引出し、適当な長さ(60cm~80cmぐらい)で切ります。

 

  •  この1本の糸束に、6本の糸が撚り合されています。 

     

    ここでは、糸を偶数本(2本)使う場合を説明します。

  • この6本のうち1本を抜き取ります。
  • 抜き取った1本の両糸端を揃えてもちます。
  • 糸にできたわに針をくぐらせ、引きます。
  • その引っ張られた部分を針穴に通しましょう。
  • さて、糸をうまく針穴に通せたでしょうか?

クロスステッチ枠

刺繍枠

一般に刺繍を刺す時は、布をぴんと張っておくために枠に挟みます。

クロスステッチを刺す時も同様に、枠を使いましょう。

特にクロスステッチ専用の枠があるわけではありません。また、必ずしも枠を使わなければならないようなことでもありませんが、クロスステッチを刺し進める時の糸を引く時の力加減がわかりやすくなり、でき上がりもきれいです。

輪が2重になって一組です。

サイズは、8cm前後から30cm前後まで各メーカーにより様々です。

2重の輪を外し、小さい輪の上に布をかぶせ、その上に大きいほうの輪を重ねはめ込みます。

布の厚みによって、はめにくい時は金具を回して調節します。

クロスステッチの鋏と針山

クロスステッチを進めるにあたって、鋏と針山が必要となりますが、特にクロスステッチ専用の鋏や針山などはありません。

手近にあるものを使用してください。裁縫用の握り鋏がいいでしょう。

 

刺繍は細い糸を扱ったり、細かい作業が求められるので、このような、刺繍用の細く尖った鋏の市販されています。

クロスステッチの針は先端が丸くなっているので、針山の生地の目が詰まっているものは、刺さりにくいため、生地の目が粗めの針山が使いやすいでしょう。

クロスステッチの針

クロスステッチに使用する針は日本では「クロスステッチ針」と呼ばれ、輸入されている海外メーカーのものは「Tapestry Needle」と呼ばれています。

クロスステッチ針  特徴1 長い針穴

刺繍糸を複数本数通したり、太めの刺繍糸を通すために、糸を通す穴が細長くなっていてLong Eye と呼ばれています。

クロスステッチ針  特徴2 丸い針先

裁縫用の針に比べると、かなり針先が丸くなっています。

クロスステッチの1目1目を数えながら、正確にステッチを進めていくために、とても便利に作られています。

 

針、糸の本数。布目の細かは、表を参考にしてください。

針番号 25番刺繍糸 布の目数
16番 6本取り 6~8ct
18番 6本取り 11ct
20番 4~6本取り 14~16ct
22番 2~4本取り 16ct
24番 2本取り 16~18ct
26番 1~2本取り 18ct
28番 1本取り 18~20ct

 

クロスステッチの糸

刺繍糸には色々な種類があり、綿糸、ウール糸、麻糸などがあります。また、25番、8番、5番など糸の太さに番手の数字がつけられています。番手の数字が大きいと糸は細く、番手の数字が小さくなるにつれ、糸の太さが太くなります。

糸の種類、太さは使用する布や図案によって使い分けるようにしましょう。

一般的な刺繍に使用する糸は「25番刺繍糸」が多く、クロスステッチのこの太さの糸が扱いやすいでしょう。

また、色数も豊富で、さまざまな図案の表現ができます。 

糸は、6本の糸が撚り合され、カセ(約8m)になって販売されています。

この撚り合された6本の糸の束を、使いやすい長さ(80cm~1m位)に切り、その束から図案や、布目の細かさなどにあわせて、1本どり、2本どり、3本どりと必要な本数を引き抜いて使用します。

糸には、メーカー名、色番号が付いています。とても大切なものですので、大事に保管して下さい。

比較的、入手しやすい刺繍糸(25番)

・DMC     約470色

・ANCHOR  約460色

・Cosmo    約430色

・Olympus  約420色

などがあります。

クロスステッチの布 ~(2)

クロスステッチに使う布の目の細かさには、ct(カウント)数によって表されます。

カウント数とは、1inch(約2.54cm)の間にブロックが何目あるのか。あるいは織糸が何本入っているのかを表しています。

たとえば11ctとは、1inch(約2.54cm)内に11目入っているということです。
カウント数が小さいと1マスが大きくなり、カウント数が大きいとより目が細かくなります。

また、日本製の布に関しては「10cm ○×○目」という表記もあります。これは、10cm四方に縦○目×横○目あるという意味です。こちらも、数が大きいほど目は細かくなります。

クロスステッチの布 ~(1)

クロスステッチは、どんな布や編地にも刺すことができます。
(紙や金属に刺す方もいらっしゃいます)

でも、一番刺しやすい布はブロック織の布です。

ブロック織とは・・・

縦糸・横糸各々数本ずつを平たく束にして、その束を交差させりことでブロックができ、、そのブロックの四隅にできる穴に刺して行くタイプの刺繍布のことです。

アイーダ、インディアンクロス、ジャバクロス、オックスフォードなどがブロック織りの布として、クロスステッチにとても適しています。

・アイーダ、インディアンクロス

縦糸・横糸各々4本のブロック織でできています。その4本のうち、中の2本と外の2本がそれぞれ対となり、組みながら交差し、1つのブロックが作られています。

・ジャバクロス

アイーダと似ていますが、ひとつのブロックを作り出している縦糸・横糸の本数が違い、ブロック1目の本数が多くなっています。

そのため、織り糸の太さが、アイーダに比べると細いので、やわらかく、少し厚めでしなやかな感じがます。

 

平織り布

麻布
綿

平織りは、縦糸・横糸各々1本ずつを交差させた、単純な織り方の布です。

クロスステッチの際には縦糸・横糸各々2本を1目(ブロック)として刺しますので、アイーダなどに比べて目を数えていくのが大変ですが、でき上がりは美しく仕上がります。

クロスステッチ始めましょう!

これからの時候、秋の夜長をチクチク手仕事をしてみませんか?

今回は刺繍を紹介します。

刺繍の中でもクロスステッチはとても簡単に始められます。日本刺繍やフランス刺繍などの他の刺繍方法に比べてやり方はとても単純。テレビを見ながら、ビデオやDVDを見ながらチクチクと手を動かすだけです。

Eva Rosenstand

クロスステッチの方法は、正方形のます目に刺繍糸で“×××”を連続して縫いつけるだけ(刺すと表現します)。専用の布(アイーダ、ジャバクロスなど)もありますが、コツさえ覚えれば、正方形のます目を作ればどんな布にも刺すことができる様になります。

若いお母さんは、お子様の持ち物、洋服などにイニシャルや小さなマークを付けたり・・・可愛いですよ。

また、ご年配の方には、指先の運動の助けにもなるでしょう。