ブラックワーク刺繍

ブラックワーク刺繍(Blackwork Embroidery)とは、イギリスの伝統的な刺繍のことです。

その名の通り、黒い糸一色で白や生成りの生地にステッチを施していきますが、その手法は、クロスステッチとよく似ていますし、クロスステッチとブラックワーク組み合わされた図案の多くあります。

ここで、クロスステッチと並行してブラックワークも覚えておくと、後にバリエーションが増えてきます。

クロスステッチのように、基本は四角いマス目に縦、横、斜めと刺し進む刺繍です。

布も、クロスステッチに適している平織りの布や、アイーダを使って刺すことができます。

そもそもは黒の羊の毛を使っていたのでブラックワークと呼ばれるようになったようですが、今は黒糸に限らず、多色の糸で刺す図案も多くあります。

 

平成24年、辰年の年賀状。

“Dragon”

1色

16ct アイーダ(ホワイト)

この図案はアメリカの“Just Cross Stitch”(Annie’s)という雑誌に掲載れていた図案です。

部分拡大

また、折に触れて、手法をご紹介することにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

段染め糸(DMC カラーバリエーション)~ クロスステッチの糸

クロスステッチに使う刺繍糸の中に、写真のような段染めの糸があります。

DMC HPより

DMCでは、Color Variationsとして約60色の糸が販売されています。

この段染めの糸を使って、サンプラーを刺してみました。

1色で刺したサンプラーとは、まったく違う風合いになりました。

段染めの糸は色々な色が入っているので、刺し進めるうちに糸の色の成り行きで、偶然の色の重なりができます。

一味違った面白みが楽しめます。

クロスステッチ~サンプラー(4)

サンプラーが完成しました。

裏目も一定方向に揃っています。

布の中心がわかるように縫った糸は取り除きますが、図案の中心が分からなくならないように、布端に少し残して引き抜いてください。

完成したものは、アイロンで仕上げます。

汚れてしまっていたら、ぬるま湯におしゃれ着洗いの洗剤を溶かし浸けおきした後良くすすいで、緩めの糊付けをして乾かしてください。

アイロンは、クロスステッチのふくらみを押しつぶさないように、決して強く押さえつけたりはせず、表からも裏からも、縦横と少し引っ張り気味にスチームをよくあててください。(やけどに気を付けてください。)

この時に、布のゆがみも修正できます。

My Crossstitch Gallery ~ フラミンゴABCサンプラー

フラミンゴのサンプラーです。

Jeanette Crews Designs

“Flamingobet”

by Barbara Christopher

14色

16ct アイーダ (薄ピンク)

23cm×25cm

Jeanette Crews Designsはアメリカの会社で、主にニードワーク全般にわたって数々のデザインをキットだけではなく本やリーフレットなどで販売しています。

この作品は、リーフレットを入手し材料を揃えて作成しました。

Jeanette Crews Designsでは、“One Nighters”というシリーズがあり、まさにOne Nightで一つのモチーフを刺すことができます。

このまま、図案通りにすべてを刺せば、素晴らしいサンプラーができそうです。

 

クロスステッチ~サンプラー(3)

サンプラーのクロスステッチがここまで進みました。

夜、少しの時間を使って、テレビを見ながらチクチクと進めています。

完成間近です。

裏目も方向が一定に保たれていますね。確認しながら、進めていきましょう。

裏面の拡大写真です。

糸の渡し方、始末の仕方などの参考にしてください。

 

My Crossstitch Gallery ~ クリスマスリースと雪だるまのオーナメント

もうすぐ、クリスマス。

お部屋の飾り付に。

O. Oehlenschlager

“Christmas Wreath”

6色

28ct コットン ( ホワイト)

15cm×15cm

Dimensions

“Snow Friend Ornament”

33色

18ct アイーダ ( ホワイト)

14cm high  

クロスステッチの布 ~(3)

クロスステッチ用の布として、コットンテープあるいはクロスステッチリボンと呼ばれるテープ状の布があります。

アイーダに縁どりが施されています。

上の写真は左から9cm、4cm、2cmですが、他にも様々な幅があり、縁取りの色もピンクや赤、黄、緑、金糸、銀糸など、これも様々な色が揃っています。

この布にクロスステッチを刺し、タオルなどに縫いつければオリジナルな品ができますし、細いテープには名前やイニシャルなどを刺し、小物につければネームプレートのように使えます。

幅広のテープはバナーなども作れます。

布地の色も多彩です。クリスマスにピッタリですね。

輪に作ってナプキンリングなどはいかがでしょう?

このようなテープには、小さめのモチーフや連続模様が適しています。

アイディア次第で、作品の幅も広がります。

サンプラーの刺し始め ~ クロスステッチ Lesson 12

サンプラーを刺し始めました。

中心から「O」の一部→「N」→「M」→「S」の一部→「T」→「U」の一部→「V」の一部→「W」→「X」→下段の模様へ。そして「R」→「Q」へ

このようにクロスステッチを進めています。

進み方は、なるべく糸を切らないように文字と文字の間に糸を渡して刺しています。

飛ばしている目は、後から埋めていきます。

裏側を見ていきましょう。

裏面

糸を渡す時は、その間があまり長くならないようにしましょう。

たるみやつれの原因となりますのでせいぜい5~7目の時に渡してください。

それ以上となる場合は、糸の始末をして、新たに刺してください。

裏目も、糸の始末と糸の渡し以外の部分は揃って一定方向を向いています。

刺しているときは、表ばかりを見ていないで、裏の裏目の方向や、糸のたるみなどを確認しながら刺し進めていきましょう。

 

サンプラーの下準備 ~ クロスステッチ Lesson 11

14ctのアイーダを20cm×20cm用意しました。

クロスステッチを始める前には、布にほつれ止めを施します。写真のように布の周りをぐるりと、適当にかがっていきます。ざっくりでかまいません。また、使用する糸は残り糸など、どのような糸でもかまいませんが、余り太い糸は適しません。しつけ糸が良いでしょう。

クロスステッチ用の布は、目が粗く、とてもほつれ易いので、必ず施してください。

次に、布の中央を決めます。

布の各辺の中心線を糸でたどっていきます。縦方向の糸と横方向の糸が交わった点が中心点です。

図案は大概、矢印等で中心が示されています。わかりやすく、目立つようにしておいたほうがいいでしょう。

今回の場合のように横方向の中心が図案の目にあたっている(目数が奇数の場合)はその目のどちらかの境の線を中心としてかまいません。この場合は上の線を中心線としました。

この中心線の交わった中心点からクロスステッチを刺し進めていきます。

「O」か「P」取りかかるのが良いでしょう。

さて、ここで、このクロスステッチをどのように刺し進めていくかのプランを立ててください。

「Lesson 09と10」で説明したとおり、クロスステッチの/と\がバラバラにならないように、また、裏目も揃うようにするには、どのように進んでいくかということです。布の方向を一定にし、針も一定方向に進ませるには、どの方向がやり易いかというプランができたら、さあ、始めましょう!

クロスステッチ~サンプラー(2)

簡単なサンプラーの図案を考えてみました。

Sampler_01

ヨコ70目×タテ63目でできていて、矢印はこの図案の中心です。

布は14ctあるいは16ctのアイーダを余白に余裕をもって、20cm×20cm位の大きさを用意してください。

お好みの色で刺してみましょう。